フェムテックによる予防・健幸都市(ウエルネス シティ)の実現に向けて

全国におけるヘルステック(フェムテック)の進展状況等を理解するとともに、「予防・健幸都市(ウエルネス シティ)」の実現に向け、官民連携で推進する「浜松ウエルネスプロジェクト」や浜松市のスタートアップ支援の取り組みを踏まえ、ヘルステック企業等の誘致・育成、及び地域企業・団体との共創につなげるきっかけづくりとします。あわせて市民の「健康寿命延伸と健幸(ウエルネス)」に向けたヘルステック企業の質の高いヘルスケアサービスの利活用を目指します。

*「ヘルステック」とは:Health(健康)とTechnology(技術)からなる造語で、ヘルスケアや医療とテクノロジーを融合し新たな価値を創造するための取り組み
*「フェムテック」とは:Female(女性)とTechnology(テクノロジー)からなる造語で、生理や更年期など女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決するための製品・サービス

当日の模様をアーカイブ動画として配信いたします。

■開催概要

日時2023年12月11日(月)
時間14:00~16:20 [開場13:30]
会場グランドホテル浜松 2階 孔雀の間
定員100名
入場料無料
備考オンライン配信も同時実施
PROGRAM

挨拶 14:00~14:05

浜松市長 中野 祐介

基調講演 14:05~14:45

フェムテック最前線!テクノロジーで実現する女性ヘルスケアの未来

講師  一般社団法人Femtech Community Japan / Founder & 代表理事 皆川 朋子 氏

IBMコンサルティング・独立系戦略ファームにて、営業・CRM関連、新規事業立ち上げ、クロスボーダー事業戦略、オープン・イノベーション戦略など多岐に渡るプロジェクトをリードする。人工知能ベンチャーSENSYにて取締役・事業開発統括に従事後、独立系VCグローバル・ブレインに参画、投資家として複数のスタートアップ企業への支援・投資実行、女性起業家支援を行う。投資領域として、女性のヘルスケアを支援するFemtech領域、Deeptech領域等に注力。2021年3月Femtech Community Japanを設立しFemtech事業者と有識者をつなぐエコシステム構築に尽力する。2022年7月よりWomen’s Healthに特化したグローバル製薬会社オルガノンにてウィメンズヘルス・コマーシャル部門の責任者を務める。東京大学工学系研究科応用化学修士、英国Cambridge大学経営学修士(MBA)

浜松市の取り組み紹介 14:45~15:10

■浜松ウエルネスプロジェクトについて

ウエルネス 推進事業本部
副本部長 原川 知己

■浜松市のスタートアップ施策について

産業部スタートアップ推進課
課長 米村 仁志

■女性特有の健康問題に配慮した環境づくりについて

市民部UD・男女共同参画課
課長 河合 多恵子

パネルディスカッション 15:20~16:20

女性の健幸(ウエルネス)支援のためのフェムテックの利活用

【モデレーター】

株式会社日本総合研究所 プリンシパル 東 博暢 氏
<プロフィール>
2006 年日本総合研究所入社。2016年2月に、株式会社三井住友銀行と共に、日本の成長戦略の基盤となる先進性の高い技術やビジネスアイデアの事業化を支援しイノベーションを推進する異業種連携の事業コンソーシアム「Incubation & Innovation Initiative(III)」を組成し、全体統括を行う。2018 年から、IIIに参画する地方自治体と共に、地域の課題解決を通じ、新しい価値の創出し、まちをより魅力的にするためのプログラム未来Smart City Challenge を開始し、令和時代の新たな地方創生に取り組む。浜松市ベンチャー支援アドバイザー、浜松市デジタル・スマートシティフェロー


【パネリスト】

国立大学法人浜松医科大学 大学院医学系研究科看護学専攻
助産学分野 教授 武田 江里子 氏
<プロフィール>
看護師・助産師・保健師として国内外にて活動後、保健医療学修士、看護学博士(山梨大学大学院医学工学総合教育部)を取得し、現在は浜松医科大学大学院にて助産師教育および研究活動に従事。大学院生とともに、妊産褥婦だけでなく、講座を通して女性支援、子育て支援、プレコンセプションケア、在留外国人支援を行う。


【パネリスト】

社会福祉法人聖隷福祉事業団
聖隷健康サポートセンターShizuoka所長
鈴木 美香 氏
<プロフィール>
浜松医科大学卒、同大学院修了。産婦人科医として産科・婦人科の診療を行う一方、大学院で癌転移機序について研究。大学院修了後、国際ロータリー財団国際親善奨学生として渡米。カリフォルニア大学サンディエゴ校がんセンター勤務後、聖隷福祉事業団 聖隷健康診断センター主任医長、2010年4月より現職。がん検診等の予防医療・婦人科診療に従事、予防医学の啓発活動、女性のヘルスケアに積極的に取り組む。労働衛生コンサルタント・産業医として企業で働く人々の健康管理も行う。医学博士。産婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医、漢方専門医、日本女性心身医学会認定医及び認定更年期指導士、社会医学系指導医、他。静岡県立大学客員教授。浜松医科大学非常勤講師。静岡大学学校医。


【パネリスト】

浜松いわた信用金庫
人事部 ダイバーシティ推進課 次長
藤林 木綿子 氏
<プロフィール>
1989年4月旧・浜松信用金庫入庫、植松支店に配属。以降7店舗営業店を経験、主に窓口営業と預金・融資事務に携わり2011年から管理職。2021年6月人事部内新設課・ダイバーシティ推進課へ配属、現職。主にダイバーシティ推進のための職員プロジェクトチーム「ダイバーシティワーキンググループ」や女性管理職養成講座「L.College」の運営を行う。


【パネリスト】

シャープ株式会社Smart Appliances &Solutions 事業本部
PCI・ヘルスケア事業部 新規ヘルスケアPJ課長
谷村 基樹 氏
<プロフィール>
2011年長崎大学大学院機械システム工学専攻修了。同年シャープ株式会社に入社、寒冷地向けエアコンの研究開発に従事。入社3年目の社内研修プログラムにて、咀嚼計bitescanを提案。事業化に向けた継続検討が認められ仮説検証の期間を経て、2015年にbitescan開発の専任担当者となり、2018年に発売。現在は、若手を中心としたチームを率い、ヘルスケアに関する新規事業に従事。2021年、チームの女性メンバーからの発案からフェムテック商品の企画をスタート、同年に経産省の補助事業の採択を受けて商品に向けて継続検討中。2021年 シャープ株式会社SAS事業本部 プラズマクラスター・ヘルスケア事業部新規ヘルスケアPJ課長(現職)、健康咀嚼指導士


【パネリスト】

株式会社ファミワン
代表取締役Founder&CEO 石川 勇介 氏
<プロフィール>
慶應義塾大学経済学部卒業後、医師向け情報提供企業のエムスリーなどを経て、2015年に自身の妊活で強く感じた課題を解決するため、株式会社ファミワンを創業。LINEを活用した妊活コンシェルジュ「ファミワン」や「子宮内フローラチェックキット」、「卵巣年齢チェックキットFcheck」などの一般向け提供に加え、小田急電鉄TBS等への福利厚生導入や長崎県や神奈川県横須賀市等への提供、住友生命や三菱地所との協業、東京大学との共同研究なども実施。

浜松ウエルネス・ラボ社会実証事業の展示

浜松ウエルネス・ラボ社会実証事業の展示も同時開催 !
スズキ株式会社は、浜松市ウエルネス・ラボの社会実証事業として、高齢者200名の日常の自動車運転行動と認知機能低下の関係を明らかにしようとしています。
普段の運転から認知機能低下の兆候をつかみ、早期の治療や予防、運転の改善を促すことで、安全に運転できる期間を延ばすことを目指します。
今回の展示では、実証事業で使用した脳の健康度チェックと共に、運転データの取得デバイスを展示いたします。自動車のアクセサリーソケット(シガーソケット)に差し込むだけで車両を『コネクテッド化』させ、走行データの収集・解析を可能にします。
それと合わせて、急加速・急減速・急ハンドルなどの危険なイベントや走行距離、走行時間など様々なデータを可視化するシステムも紹介しますので、ぜひ展示をご覧ください。

浜松市公式ヘルスケアアプリ「はままつ健幸クラブ」ポイント付与対象イベント

当シンポジウムは「はままつ健幸クラブ」ポイント獲得イベントです!
当日会場にて掲出されている浜松市公式ヘルスケアアプリ「はままつ健幸クラブ」のQRコードを当アプリで読み込んでいただくことで、なんと“500ポイント”を獲得できます!! https://hamamatsu.karada.live/

主催/浜松市・浜松ウエルネス推進協議会
後援/浜松商工会議所、公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構


浜松市の取り組み

浜松ヘルステックシンポジウムに関連する本市の取り組みウェブサイトをご紹介します。